5月の新緑の季節はあっとゆう間に過ぎ、6月と言えば、学生さんは衣替えの時期ですね。
蒸し暑いこの季節。血気盛んな若人、高校生には冬服なんて暑くてしょうがない!衣替えの時期にはすぐに夏服に変えたいくらいではないでしょうか?
にもかかわらず、映画「コクリコ坂から」の海ちゃんの高校では、6月を過ぎても夏服に衣替えをする様子がありません。
なぜなのか?調べてみました。
「コクリコ坂から」海ちゃんの高校が衣替えしないのはなぜ?
映画「コクリコ坂から」で、主人公の海ちゃんと俊くんが通っているのは中高一貫の私立港南学園です。
映画の中では、物語が5月中旬から始まる設定になっています。なので物語の序盤はモチロン、みんな冬服。
因みにここまで細かく日にちが分かるのは、劇中に出てくる「週刊カルチェラタン」とゆう校内新聞に日付が入っているからです。
こちらの校内新聞は、俊くんが編集長を務めるの文芸部が発行しています。
映画の中では週刊と号外を含め、7点の「週刊カルチェラタン」が発行されており、物語の要所要所で登場しています。
その日にちを追っていくと、最新は1963年6月4日の発行。映画の舞台は1963年の横浜、と結構細かく設定されてるんですね。リアルな設定で描写が緻密になることで、「コクリコ坂から」が子供向けの映画ではないことがうかがえます。
さて、だいたいの学校は6月をメドに制服を夏服に衣替えをすると思うのですが、
6月4日の「週刊カルチェラタン」号外が発行された後も、港南学園の生徒さんは、みんな冬服を着続けています。
まあ、6月が衣替えの時期といっても、だいたいは冬服と夏服の移行期間とゆうものがありますよね。
衣替えの前後何週間は、冬服夏服どちらでも良い。みたいなルールが学校独自で設定されているのかもしれません。
それにしても、誰一人として夏服(半袖)を着ていない。。
高校以外の人は夏服に衣替えしています
映画の終盤、海ちゃんと俊くんは外国航路線の船長さんに会いに行きます。この方、物語の鍵を握るキーパーソンなのですが、制服はしっかりと夏仕様です。
ここまでくると、夏服と冬服でしっかり描き分けられていて、港南学園の生徒さんは何か理由があってわざわざ冬服を着ているようにも思えます。
夏服を着ない理由を考察
ジメジメと蒸し暑い6月の横浜。夏服を、半袖を着せてやってくれ!と思うのですが。。なぜ海ちゃんたちが冬服のままなのかを考えてみました。
理由を、製作側の意図、又は物語の設定、2つの視点でみていきます。
製作サイドの意図
スタジオジブリでの作画や作業量の調整のために全期間冬服の説です。
- 最初は春で終わる設定だったけど、内容を色々盛り込んでいくうちに6月を過ぎるボリュームになってしまった
- 学校の制服には衣替えがある、とゆう事ををウッカリしていた
港南学園の学校の校則や生徒さんの気持ちなど
物語の設定で冬服を着続けている場合もあるかもしれません。
- 学校のみんなは冬服が好きで誇りを持っている。暑くても我慢している。
- 中高一貫の私立校、とゆうことで独自の決まりがあり、6月に衣替えをしない。
などなど。どうしてかは気になるが、もしかしてこうだっのではないか?とその理由を自分なりに想像しながら映画をみるとまた面白いですね。皆さんはいかがでしょうか。
自分としては、実は夏服が冬服とは全然違うデザインで、恥ずかしくて着られないくらいのもの!とゆう設定を推したいです。
そんな感じで、映画「コクリコ坂から」、劇場で観た方は海ちゃんと俊くんの距離感に胸キュン。DVDを見返すときは、衣替えなんてあったなあ、なんて学生時代を懐かしむなど、また違った楽しみ方ができて面白いと思います。